“仲由”の読み方と例文
読み方割合
ちゅうゆう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
べん游侠ゆうきょうの徒、仲由ちゅうゆうあざなは子路という者が、近頃ちかごろ賢者けんじゃうわさも高い学匠がくしょう陬人すうひと孔丘こうきゅうはずかしめてくれようものと思い立った。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
冉有、仲由ちゅうゆうの二人が季氏の臣として働いたと『論語』にある以上、右のように割りあてても全然でたらめにはならぬかも知れぬ。しかしいずれも正当とは言えない。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
曰く、是れならば津を知らんと。桀溺に問う。桀溺曰く、子は誰と為すと。曰く、仲由ちゅうゆうと為すと。曰く、是れ魯の孔丘の徒かと。対えて曰く、然りと。曰く、滔滔とうとうたる者、天下皆是なり。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)