“今方”の読み方と例文
読み方割合
いまがた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もんでゐた所ろ今方いまがたやすみなされたのでやう/\出てまゐりましたと云つゝ上りて火鉢ひばちそば身をひつたりと摺寄すりよせすわれば庄兵衞魂魄たましひも飛してうつゝ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
十畳の一室は、朝十一時から店へ出ていた女給と、今方いまがた来たものとの交代時間で、坐る場所もないほど混雑している最中。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「お照。よく来てくれたな。実はもう来やしまいと思っていたんだ。おれも今方いまがた帰って来た処だ。さア二階へお上り。」
雪解 (新字新仮名) / 永井荷風(著)