“井伊”の読み方と例文
読み方割合
いい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この転化を助けた契機に協調政治家阿部伊勢守の死による対立候補紀州慶福よしとみ擁立派井伊いい大老の首相就任があり、基底に横たわるものにたんに
尊攘戦略史 (新字新仮名) / 服部之総(著)
当時幕府に勢力のある彦根ひこねの藩主(井伊いい掃部頭かもんのかみ)も、久しぶりの帰国と見え、須原宿すはらじゅく泊まり、妻籠宿つまごしゅく昼食ちゅうじき、馬籠はお小休こやすみで、木曾路を通った。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ある年四月に入って、二尺の余も積ったのは、季節からも、量からも、井伊いい掃部かもんさん以来の雪だ、と村の爺さん達も驚いた。武蔵野はしもの野だ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)