五月ごがつ)” の例文
それから、かや、まき、とべらなど常緑樹じようりよくじゆ發芽はつが最後さいご五月ごがつ上旬頃じようじゆんごろには、すべての樹木じゆもくはるつけををはつて、ついでなつ生活せいかつそなへをします。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
五月ごがつあめつてゐるゆふぐれのことです。どこからともなく、あやめのいたはなのかをりがしてます。それが、かをりがするといふほどでなく、なんとなくかんじられるといふ程度ていどにほつてるのです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
浅間嶺あさまねふもとまで下り五月ごがつ
六百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)