“二見”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふたみ92.9%
フタミ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その中に一際目立つ烏帽子えぼし型の大岩があって、その大岩の頂に、丁度二見ふたみうら夫婦めおと岩の様に、石で刻んだ小さな鳥居が建ててある。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
さては五十鈴いすずの流れ二見ふたみの浜など昔の草枕にて居眠りの夢を結ばんとすれどもならず。大府おおぶ岡崎御油ごゆなんど昔しのばるゝ事多し。
東上記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
黒薙川には黒薙、二見フタミがあり、本流には鐘釣があって、それぞれ宿を営なんでいるが、その外に無人の温泉は、どれほどあるか分らない。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)