“二夜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふたよ94.1%
ふたよる5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五日、七日なぬか二夜ふたよ、三夜、観音様の前にじっとしていますうちに、そういえば、今時、天狗てんぐ※々ひひも居まいし、第一けもの臭気においがしません。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
其の記念の方がれだけ深く忘れられなかつたか、其の事實だけを承認して貰へばよいのだ。一夜ひとよ二夜ふたよ、三日目のには別れてしまつた。
歓楽 (旧字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
余りの事に、これはひと分別ある処と、三日二夜ふたよる、口も利かずにまじまじと勘考した。はてたくんだり!てっきりこいつ大詐欺おおかたりに極まった。汝等うぬらはかって、見事に妖物邸ばけものやしきにしおおせる。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)