乃公こちとら)” の例文
「ふウむ、其りや、野郎可哀さうな様だがかへつ幸福しあはせだ、乃公こちとらの様にピチ/\してちや、養育院でも引き取つては呉れめヱ——、ま、愈々いよ/\となつたら監獄へでも参向する工夫をするのだ」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)