“丶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くとう33.3%
ちよぼ33.3%
チョン33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くとうさえ深く刻んだ谷に見えた。……赤新聞と言うのは唯今ただいまでもどこかにある……土地の、その新聞は紙が青かった。それが澄渡った秋深き空のようで、文字はひとつずつもみじであった。
小春の狐 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
もとより智慧のなき裸男、『豈に肉ならずや』と云へば、『よく字を見よ。肉の字には一つちよぼが足らぬに非ずや』
夜の高尾山 (旧字旧仮名) / 大町桂月(著)
「違ったか。雪や氷、おべたい氷よ。そら水の上にチョンなんだ。」
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)