“中気”の読み方と例文
旧字:中氣
読み方割合
ちゅうき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
亭主は化け地蔵の松五郎といって、女衒仲間でも幅を利かしていた奴ですが、二、三年前から中気ちゅうきで身動きが出来なくなりました。
そうして中気ちゅうき病みのようにわななく手を左のポケットに突込んで、新しい手の切れるような二十円札を一枚、私の前に差し出した。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
先代の御主人は中気ちゅうきで亡くなりましたが、その娘のお信さんは、半年前のある晩、何を食べたか、もがき死をなさいました。