下書したがき)” の例文
健三の父と島田との懸合かけあいについて必要な下書したがきらしいものが細君の手に渡された。細君は女だけあって、綿密にそれを読みくだした。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
と辞令の下書したがき口授くじゅしてくれた。僕がその通りを書いたら
人生正会員 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「こゝまでだよ。下書したがきならもう少しあるんだけれど」
田園情調あり (新字新仮名) / 佐々木邦(著)