“万年筆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まんねんふで50.0%
まんねんひつ37.5%
まんねんぴつ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
Hさんはけいこまかい西洋紙へ、万年筆まんねんふでで一面に何か書いて来た。ページかずから云っても、二時間や三時間でできる仕事ではなかった。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
紳士はポケツトをさぐつて、原稿用紙と万年筆まんねんひつとを出した。外では歳暮せいぼ大売出しの楽隊の音がする。隣のテエブルでは誰かがケレンスキイを論じ出した。
饒舌 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
大森は机に向かって電報用紙に万年筆まんねんぴつで電文をしたためているところ、客は上着を脱いでチョッキ一つになり、しきりに書類を調べているところ
疲労 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)