一釿ひとちょうな)” の例文
我も汝が欲かなんぞで対岸むこうにまわる奴ならば、ひとの仕事に邪魔を入れる猪口才ちょこざい死節野郎しにぶしやろう一釿ひとちょうなに脳天っ欠かずにはおかぬが、つくづく汝の身を察すればいっそ仕事もくれたいような気のするほど
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)