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一寸見
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ちよつとみ
ふりがな文庫
“
一寸見
(
ちよつとみ
)” の例文
一寸見
(
ちよつとみ
)
は贅沢なやうだが、精々二十銭やそこいらの金で、若い
妓
(
をんな
)
の前に男の虚栄心を満足さす事が出来るなら、こんな
廉
(
やす
)
い贅沢はない筈だ。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「紅葉山人の絢爛さも、きイちやん、みイちやん的読者を欣ばせる
擬
(
まがひ
)
の鼈甲牡丹ぢやありませんかね。
一寸見
(
ちよつとみ
)
は、
光沢
(
つや
)
があつても、触つて見ると、牛の骨か何かだと云ふことが、直ぐ分りさうな。」
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
鸚鵡に仏蘭西語の巧い教師を雇ふといふと、
一寸見
(
ちよつとみ
)
は贅沢なやうだが、鸚鵡に
訛
(
なまり
)
を
喋舌
(
しやべ
)
らしておいて、じつと辛抱してゐるよりか、どれ程
節倹
(
しまつ
)
につくか知れたものではない。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
一寸見
(
ちよつとみ
)
には暖い四月の日光のなかでうつらうつらと居睡でもしてゐるらしいが、それはほんの
表面
(
うはつら
)
のことで、花は今「つぼみ」から「満開」に移らうとして、その心持の上では
独楽園
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
寸
常用漢字
小6
部首:⼨
3画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
“一寸”で始まる語句
一寸
一寸法師
一寸々々
一寸角
一寸試
一寸前後
一寸眼
一寸位
一寸先
一寸刻