“一夜妻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いちよづま33.3%
ひとよづま33.3%
ヒトヨヅマ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一夜妻ひとよづまの様に、向うからしかけるのは特別、普通は男から女の家に出向いて鶏鳴に催されて帰つて来るのが、婚約期間の習俗であつたとすれば、鶏の印象が長い/\古代の情史の上に
鶏鳴と神楽と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
一夜妻ヒトヨヅマ」といふのが、其です。決して遊女を表す古語ではなかつたのです。此は語学者が間違へて来たのも無理はありません。一夜だけ神の臨時の杖代ツヱシロとなる訣なのです。
古代生活に見えた恋愛 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)