“カフェー”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
珈琲店58.3%
珈琲25.0%
茶館8.3%
Café8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かう思つて、わたしはすぐそばにある小さい珈琲店カフェー硝子戸がらすどをあけて這入はいつた。場合が場合であるから、どんなうちでもかまはない。
赤い杭 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
労働者の本田捨松は、ちょいと小綺麗の扮装みなりをして、道頓堀の大きな珈琲カフェー店で、うまそうに料理を食べていた。
人間製造 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
およそこの土地に相応ふさわしくない、赤や緑のネオンサインで、毒々しく飾り立てた茶館カフェーや、飲食店のずらりと並んでいる横町に出た。
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)
「お前達ァ黙っとれ、伍長ッ貴様アさっき避難民が入り込んで雲南府がよごれたようなことを云ったが、映画館や茶館カフェーが出来る位が何だッ」
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)
これに反して停車場内の待合所は、最も自由で最も居心地よく、いささかの気兼ねもいらない無類上等のCaféカフェーである。
銀座界隈 (新字新仮名) / 永井荷風(著)