“たけやぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
竹藪92.3%
竹籔5.6%
竹薮2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三人の男たちは路の向うの竹藪たけやぶを背戸に持っている、床屋の二階の飯田さんをさそって、裏の丘へたけのこを盗みに出掛けて行った。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
林の脇には葉の白茶けた竹籔たけやぶがあり、その向うの畑で、一人の百姓が黙って、疲れたような動作で、ゆっくりと畑の土を返しているのが見えた。
おれの女房 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
其頃御坊ごばうさんの竹薮たけやぶたけのこを取りにはいつた在所ざいしよの者が白いくちなはを見附けた。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)