“ヌラ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:ぬら
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姫は、何処ドコをどう歩いたか、覚えがない。唯家を出て、西へ/\と辿つて来た。降り募るあらしが、姫の衣をヌラした。姫は、誰にも教はらないで、裾をハギまであげた。風は、姫の髪を吹き乱した。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)