“タージ”の漢字の書き方と例文
語句割合
大食100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時大食タージ國(多氏國又は大寔國)即ちマホメット教國では Ommeya 王家已に倒れて、Abbâs 王家が方に興つて來て居る。
紙の歴史 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)
印度や西域や波斯ペルシャ、それから大食タージ、イラン文化までずらりと長安に並んでたんだから、まるで今のパリみたいだ。
旅愁 (新字新仮名) / 横光利一(著)
西暦八世紀の初頃から、石國を始め其附近の諸胡國は、或時は唐に或時は大食タージに、國威の盛なる方に羈縻きびされる姿となつた。
紙の歴史 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)
怛羅斯タラス川(今の中央アジアの Tarâz 川)の附近に大食タージを撃つたが、反つて Ziyâd ibn Sâlih の爲に大敗を蒙つた。
紙の歴史 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)
私が先年學界に紹介した、李彦昇の如きは、大食タージ(アラビア)人で、この高等文官試驗に合格して居る。
大師の入唐 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)
大食タージ囘紇ウイグルと、突厥トルク突騎施トルギスとの間にも、國使の謁見順序について爭を起こし、唐廷はその處置に當惑のあまり、東西二門を開き、兩國使を同時に謁見せしめて、爭議を解決したことがある。
大師の入唐 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)