“セツク”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:せつく
語句割合
節供60.0%
乾燥20.0%
辛口20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此には、上巳の祓除ミソギハラヒの遺風が、底に流れて居る、と見られさうだ。上巳の節供セツクは、日本古来の行事と言ふよりも、寧、支那の信仰上で意味のある日であつた。
ラジィゲが「乾燥セツク」であるといふ世間の非難に對して、コクトオは答へた。
レエモン ラジィゲ (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
唯僅かに菊正宗に雁行するものは、辛口セツクな最上の白葡萄酒の中に罕に存するのみである。されば、僕の『飲めればよし』の『飲めれば』は『此酒こいつは飲める』といふ意味の『飲めればよし』なのである。
書狼書豚 (新字旧仮名) / 辰野隆(著)