“ストリート”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
16.7%
街娼16.7%
通り16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あのウォールストリート。金銭の慾のあぶらと埃で真黒によごされたリンカーンの像が立っている取引所前。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
ヘンリストリートの家には伯母の家族が住まっていたが、シェイクスピアは町の目抜の通、礼拝堂通チャペルストリートから礼拝堂小路チャペルレインへかけての角屋敷で
シェイクスピアの郷里 (新字新仮名) / 野上豊一郎(著)
町の北寄りのヘンリストリートに立つ木造の二階家で、ウォシントン・アーヴィングは、小さなみすぼらしい漆喰しっくい塗の木造の建物で、いかにも天才の巣ごもりの場所らしく
シェイクスピアの郷里 (新字新仮名) / 野上豊一郎(著)
浜町はまちょうまで五拾銭ごじっせんだと言って、それから男の人はわたしの耳に口を寄せて、「あなた、毎晩銀座を歩くのか」ッていうのさ。わたしのことを街娼ストリートだと思ったのよ。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
一人の男が開け放した戸の傍に立つてゐて、洋燈ランプともつた通りストリートには、一頭立の馬車が微かに見えた。