“コマ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:こま
語句割合
25.0%
高麗馬25.0%
高麗8.3%
種板8.3%
収差8.3%
8.3%
8.3%
独楽8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ハチスの花に似てゐながら、もつとコマやかな、——繪にある佛の花を見るやうな——。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
近い飛鳥から、新渡來イマキ高麗馬コマに跨つて、馬上で通ふ風流士タハレヲもあるにはあつたが、多くはやはり、鷺栖サギスの阪の北、香具山の麓から西へ、新しく地割りせられた京城ケイジヤウ坊々マチヽヽに屋敷を構へ、家造りをした。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
吾野アガノ行きに乗りかえ(同じ西武電車だが池袋から吾野行きの直通はなく、いっぺん飯能で乗りかえなければならない)飯能から二ツ目の駅が高麗コマです。
霊亀二年五月に今の高麗コマ村(以下コマ村と書く)がひらかれたという続日本紀の記事に於ても、決してその年に渡来したコマ人をそこに住ませたのではなく
いろいろな姿態を硝子ギヤマンに極彩色で描いた、五枚から八枚までの種板コマを嵌めこみ、幕のうしろにいくつも写箱をならべて交互にこれを使用する。
顎十郎捕物帳:15 日高川 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
八王子へ出かけて行って、作平が、もと玉川一座の種板コマ絵描きだったということをさぐり出して来なかったら、とてもこの謎々はとけなかったかも知れません。
顎十郎捕物帳:15 日高川 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
さんざん苦労をした揚句、クックのf2という収差コマのひどいレンズを手に入れて、やっとかすかな焔の像がうつることになった。
写真と暮らした三十年 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
夫情フジョウコマヤカニ致サバ、男子ナンシ十一人出生セム。
駒は、獅子に対するコマ犬である。今は神社にだけ残つたが、元は、貴族の間に使はれて居た。其が今日では、狛を駒と解して、馬の形に変つてしまつたから、訣が訣らなくなつて了うた。
田遊び祭りの概念 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)