“コトアゲ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ことあげ
語句割合
50.0%
揚言25.0%
興言25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紀の自堕輿而死の文面は「自らオチイり、コトアゲして死す」と見るべきで、輿は興の誤りと見た方がよさ相だ。「おつ」・「おちいる」と言ふ語の一つの用語例に、水に落ちこんで溺れる義があつたのだらう。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
欽明紀(二十三年六月)を見ても、馬飼ウマカヒ首歌依オビトウタヨリ、冤罪を蒙つて「揚言コトアゲして誓ひて曰はく、虚なり。実にあらず。若し是れ実ならば必天災を被らむ」
すさのをの命は、興言コトアゲの神であり、誓約ウケヒの神である。祓除・鎮魂の起原も、此神に絡んでゐるのは、理由がある。