“アレト”の漢字の書き方と例文
語句割合
山稜100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
氷河や山稜アレトの削りとられた鋭い輪廓は、立体的には見えないで、薄い、然しフレッシュな色彩で、大空に画かれた蜃気楼ミラージュのように思われた。
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
シュネーホルンの薄い山稜アレトが強い午後の日に透きとおるかと思われる、氷河の右はシルベルホルン、それも真白で、黒いものは岩のかけらも見当らない、そのうちに左の端にアイガーが表われる。
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
対岸の山稜アレト、私が先に、アガシホルンからオックスへかけて、大した高低もなくつづいておると云った、アレトの空に接した線は、眼の迷いか、それとも実際薄い氷を透して、強い日が光るのか
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)