“をめい”の漢字の書き方と例文
語句割合
汚名100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ところが、くなつた後に殘る、父上市太郎樣の汚名をめいは何んとなさいます」
一四〇さるから兄長このかみ、何故此の国に足をとどむべき。吾、今信義を重んじて態々わざわざここに来る。汝は又不義のために汚名をめいをのこせとて、いひもをはらず抜打ぬきうちに斬りつくれば、一かたなにてそこに倒る。
「日本一の不覚者、前代未聞の臆病者、士道のすたれ、人の裏切り者! ……この汚名をめいを末代まで背負い、返り忠の焼き印を顔に押し、頼春も生きろそちも生きろ! ……生き得る手段はただ一つ!」
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)