“りょうほお”の漢字の書き方と例文
語句割合
両頬100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、彼女は急に妖艶な微笑を両頬りょうほおに揺るがしながら、彼の腕の中から身をひるがえして踊り出した。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
真上から電灯の直射をうけてせた麻川氏の両頬りょうほおへ一筋ずつ河のように太いくまが現われた。
鶴は病みき (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
小さい笑窪えくぼのある両頬りょうほおなども熟したあんずのようにまるまるしている。………
点鬼簿 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)