“よこあみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
横網90.9%
横阿彌9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しひ松浦まつうら」のあつた昔はしばらく問はず、「江戸の横網よこあみ鶯の鳴く」と北原白秋きたはらはくしう氏の歌つた本所ほんじよさへ今ではもう「歴史的大川端おほかははた」に変つてしまつたと言ふ外はない。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
わたくしが宵の口に横網よこあみの河岸を通ると、片側の竹藪のなかへ作さんがはいって行こうとするところで、今そこで狐を一匹見つけたから追っかけて行こうとするんだと云いました
半七捕物帳:18 槍突き (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
青々園伊原さんのことに、劇神仙話の一本は現に安田横阿彌よこあみさんの藏弆ざうきよする所となつてゐるさうである。若し其本に壽阿彌が上に光明を投射する書入がありはせぬか。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)