“ももだち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
股立97.8%
腿立2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と叫びながら、将軍家と万太郎のうしろから、はかま股立ももだちを引ッからげて、櫓の階段を駆けのぼッて行ったのは、相良金吾でありました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
玄関に平伏した田崎は、父の車が砂利をきしって表門を出るや否や、小倉袴こくらばかま股立ももだち高く取って、天秤棒てんびんぼうを手に庭へと出た。
(新字新仮名) / 永井荷風(著)
腿立ももだちを取ったために見えている右のこむらに一寸ばかりの傷があって、血が絶えず流れている。
三浦右衛門の最後 (新字新仮名) / 菊池寛(著)