“ものしろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
物代80.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
物代ものしろは何なりと与えるが、従者どもに朝糧あさがてを。また、おあるじには、白粥しらがゆなとさし上げて給わるまいか
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
楊雄はさてと、巧雲の髪から抜き取ってきたかんざしを出して、前払いの物代ものしろとした。そしてさっきの若い男が何か面白そうなので、それをも加えた車座の四人でやがて飲みはじめた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そしてここに十七章三節において「ねがわくはものしろを賜うてなんじみずから我の保証うけあいとなり給え、誰かほかにわが手をつ者あらんや」
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)