“みょうじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
苗字89.2%
名字6.2%
名氏3.1%
1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すでに平民へ苗字みょうじ・乗馬を許せしがごときは開闢かいびゃく以来の一美事びじ、士農工商四民の位を一様にするのもといここに定まりたりと言うべきなり。
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「おお、わすれていました」とグレッスが言った。「あなたの名字みょうじはドリスコルで、あなたのお父上の名前は、ジョン・ドリスコル氏です」
「はははは。これしきのことで、そんなにお欣びなされては、これから先、どうしますか。——まず第一に、お聞かせしたいのは、御主君信長様から名氏みょうじを名乗ることをゆるされました」
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
漸次ぜんじ河が谿たにに沈むを思えば道が坂にさしかかったことが分る。みょうじ峠をくだると県標が佇む。福岡県から大分県に入るのである。筑後が豊後ぶんごに代るのである。
日田の皿山 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)