“みそこな”の漢字の書き方と例文
語句割合
見損100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「申さいでか。突いて来た刀を前に進んではずし面を打った刀、何と御覧ぜられし、老眼のお見損みそこないか」
彼奴あいつはあんな奴ですよ。畜生ちきしょう人を見損みそこなっていやがるんだ」お島は乱れた髪をかきあげながら、腹立しそうに言った。そしてはずんだ調子で、現場の模様を誇張して話した。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「ばかな事を言ふな。一つ目小僧なんぞと云ふものがあるものか。お前が見損みそこなつたのだ。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)