“みずしょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
水性100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わたし、コケットなのよ。人情なんかないわ。まあ、役者向きの水性みずしょうなんだわ」
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
私たちの美的、文人的そして多少とも水性みずしょう的な傾向はこの刺戟が作用していることはいなまれない。私たちは幼少のころ現実的な労苦と渋みに対し、鍛錬されることがあまりに足りなかった。
光り合ういのち (新字新仮名) / 倉田百三(著)
もともと水性みずしょうの女ですから、少しずついい気持になって、相手になっているうちに、とうとうもりつぶされてしまいました。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)