“ますざわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鱒沢66.7%
増沢33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同県上閉伊郡の鱒沢ますざわという村で、これも近世の事らしいからもっと詳しく知っている人があろうが、或る農家の娘物に隠されて永く求むれども見えず、今は死んだ者とあきらめていると
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
一 遠野郷とおのごうは今の陸中上閉伊かみへい郡の西の半分、山々にて取りかこまれたる平地なり。新町村しんちょうそんにては、遠野、土淵つちぶち附馬牛つくもうし、松崎、青笹あおざさ上郷かみごう小友おとも綾織あやおり鱒沢ますざわ宮守みやもり達曾部たっそべの一町十ヶ村に分かつ。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
村は名高い衣川ころもがわに在りますが、その一番奥の増沢ますざわという村落であります。山に包まれた寒村ですが、ここで今も忙しい仕事が続きます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
黒沢尻くろさわじりあたりでも見かけましたが、形が一番立派でかつ古格があるのは胆沢いさわ衣川ころもがわ増沢ますざわのものであります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)