“まがお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
真顔82.1%
真面10.7%
眞顏3.6%
真剣顔3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも一個の素町人すちょうにんらしい。しばらくは嘲声ちょうせいがやまなかった。しかしそれが止むのを待って、やっと行司は真顔まがおで訊いたものである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と仏頂寺が、ワザワザにらみのかないような眼つきをして見せると、女は少し真面まがおになって
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
他に眞顏まがおの碑が建って居ります「あらそはぬ風の柳の糸にこそ堪忍袋縫ふべかりけれ」という狂歌が彫ってあります。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「じつは、大将に聴いてもらいたい話がある」と、なにやらカムポスが真剣顔まがおに切りだした。
人外魔境:05 水棲人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)