“ほんめい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
奔命77.3%
本名9.1%
本命9.1%
本姓4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
川上音二郎の細君の名が、わたしたちの耳へまた伝わって来たころには、彼女は奔命ほんめいつかれきっていたのだ。
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
おまけに巻末の一覧表には主人公たる僕は勿論、作中の人物の本名ほんめい仮名かめいをずらりと並べろと云ふのである。それだけは御免ごめんかうむらざるを得ない。——
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
駅で売っている数種類の予想表を照らし合わせどの予想表にも太字で挙げている本命ほんめい(力量、人気共に第一位の馬)だけを、三着まで配当のある確実な複式で買うという小心な堅実けんじつ主義の男が
競馬 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
はりあまつさへ徳川天一坊旅館との表札を差出され候故其仔細承はり候に天一坊樣には當將軍家の御落胤にて徳川は御本姓ほんめいあふひ御定紋ごぢやうもんとの趣きなり依て此段念の爲御屆申上るとの趣きを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)