“ほふでふ”の漢字の書き方と例文
語句割合
法帖100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから廊下に接した南側には、殺風景さつぷうけい鉄格子てつがうしの西洋窓の前に大きな紫檀したんの机を据ゑて、その上にすずりや筆立てが、紙絹しけんの類や法帖ほふでふと一しよに、存外行儀よく並べてある。
漱石山房の秋 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それから廊下に接した南側には、殺風景さつぷうけい鉄格子てつがうしの西洋窓の前に大きな紫檀したんの机を据ゑて、その上にすずりや筆立てが、紙絹しけんの類や法帖ほふでふと一しよに、存外ぞんぐわい行儀ぎやうぎよく並べてある。
東京小品 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
書物はそれでも詰まり切らないのか、ぢかに下のゆかの上へ積んであるかずも少くない。その上やはり南側の窓際に置いた机の上にも、ぢくだの法帖ほふでふだの画集だのが雑然とうづたかり上つてゐる。
東京小品 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)