“ほうど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
封土53.8%
法度15.4%
抔土7.7%
方度7.7%
法土7.7%
邦土7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今や国内の人が、その封土ほうどかんに相争っている時に、この封土以外の無限の広大な天地に、無究の努力をふるうことの愉快。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
帝はなお北方憂うるに足らずとしてこころを文治に専らにし、儒臣方孝孺ほうこうじゅと周官の法度ほうどを討論して日を送る、このかんに於て監察御史かんさつぎょし韓郁かんいく(韓郁あるい康郁こういくに作る)というもの時事を憂いてたてまつりぬ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
太祖崩じて、抔土ほうど未だかわかず、ただちに其意を破り、諸王を削奪せんとするは、れ理において欠け情に於て薄きものにあらずして何ぞや。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
またこの日をえらんで友を避けるというのも四十八ヶ年以来の習慣方度ほうどそむく。
イエスキリストの友誼 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
離垢りく法土ほうどげんずるよ
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
舶来種のまだわが邦土ほうどには何処やら居馴染いなじまぬ花だが、はらりとした形も、ふかい空色も、涼しげな夏の花である。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)