“ほうしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
報酬78.8%
豊州6.1%
報讐3.0%
峰岫3.0%
褒州3.0%
豊収3.0%
鳳州3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お礼をいうにゃおよばねえよ。働きにたいしてはそれ相当の報酬ほうしゅうをうるのは当然じゃねえか。俺はものを合理的に考えるほうだからな」
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
根岸肥前守ねぎしひぜんのかみなどいうはいずれも御名奉行と云われた方で、申し続きましたお筆のおさばきは依田豊州ほうしゅう公から曲淵甲州公へ御引続おんひきつぎになりました一件で
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
羽ばたきの音も物凄ものすごく一斉に飛び立ってかの舟を襲い、羽で湖面をあおって大浪を起したちまち舟を顛覆てんぷくさせて見事に報讐ほうしゅうし、大烏群は全湖面を震撼しんかんさせるほどの騒然たる凱歌がいかを挙げた。
竹青 (新字新仮名) / 太宰治(著)
尋常と異った形貌をそなえた山が神の坐す所と思われていたことは、峰岫ほうしゅう重畳して美麗うるわしきこと甚し、しくは神其山に在るかとらせ給うたことから察せられるのである。
山の今昔 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
南鄭なんていから褒州ほうしゅうの地も連続的に敵の手へまかして、一挙、陽平関にまで追われてしまった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
水神に捧げて当年の豊収ほうしゅうを祈る意味であるまいかと言っている(むつ一巻四号)。これらの諸説の優劣を決するのは、少なくとも私の任務ではない。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ことしもまた、その奉納相撲には、鳳州ほうしゅう生れの力士で、アダ名を擎天柱けいてんちゅうといい、相撲名を“任原じんげん”という者が、弟子、贔屓ひいきの旦那など、数百人に打ちかこまれ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)