“へいそん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
并存50.0%
並存25.0%
平村25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すず子は自分の爲すべき目的と、自分の愛する亨一との并存へいそんがどうしても望み得られないと思つた。どれか一つをなげうたう。かうも考へた。それがとうとう決斷の出來ないのであつた。
計画 (旧字旧仮名) / 平出修(著)
箇々並存へいそんの境は、さういふ境ではない。好いとかわるいとか言ふ境ではない。要するに唯するのである。未来永刧、唯するのである。そして並び存してゐるのである。
スケツチ (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
七月、平安へいあん兵を率いて真定より北平に到り、平村へいそんに営す。平村は城をる五十里のみ。燕王の世子せいしあやうきを告ぐ。王劉江りゅうこうを召して策を問う。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)