“ぶんなぐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
打擲42.9%
打撲28.6%
打殴21.4%
打抛7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甲「向うに侍が二人立って見ているが、彼奴あいつが助太刀に出そうなもんだ、何だ覗いて居やアがる、本当に不人情な侍だ、あの畜生ちきしょう打擲ぶんなぐれ」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
道理で顔が赤いようだなんて無理を云って打撲ぶんなぐるんだもの、ほんとに口措くやしくってなりやしない。
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
はアまことに何うもお芽出度めでとうございます、なにわっちは側に立っていて見兼たもんですから、ぽかり一つきめると、驚いて逃げる所を又打殴ぶんなぐったんだか
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
そして愚にもつかぬ事を取つ捉へてあの爺さんが無茶苦茶に呶鳴り立ててつひには打抛ぶんなぐる。然るに矢張り彼女かれは大平氣さ。
一家 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)