“ひとたに”の漢字の書き方と例文
語句割合
一谷100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一山に寺々を構えた、その一谷ひとたにを町口へ出はずれの窮路、陋巷ろうこうといった細小路で、むれるような湿気のかびの一杯ににおう中に、ぷん白檀びゃくだんかおりが立った。小さな仏師の家であった。
夫人利生記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)