“ひたちおび”の漢字の書き方と例文
語句割合
常陸帯100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
常陸帯ひたちおび』を書き『回天詩史かいてんしし』を書いた藤田東湖はこの水戸をささえる主要な人物の一人ひとりとして、少年時代の半蔵の目にも映じたのである。あの『正気せいきの歌』なぞを諳誦あんしょうした時の心は変わらずにある。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
新井白石の折焚柴おりたくしばを読ませても、藤田東湖の常陸帯ひたちおびを読ませても、神尾にとっては一笑のしろでしかあるに過ぎないけれど、夢酔道人の「夢酔独言」ばっかりは、こいつ話せる! いずれにしても
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
東路あづまぢの道の果てなる常陸帯ひたちおび