“ひそみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
92.3%
7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
青年書生のごときは、成業を将来に期すべき者なり。いずくんぞ放肆ほうし、自棄、かの両者のひそみならうべけんや。
日曜日之説 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
たとひ百二十まで生きないにしても、力の続く間、努力すればまだ少しは何か出来る様に思ふ。それで私は天寿の許す限り趙州のひそみにならつて奮励する心組こゝろくみでゐる。
点頭録 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
多分、モスコオ芸術座のひそみに倣つたのでせうが、これは甚だ考ふべきことで、御承知の通り、欧羅巴と日本とは国情も違ひ、欧羅巴では、見物は、劇場へ半分手をたたきに行くのです。
新劇の観客諸君へ (新字旧仮名) / 岸田国士(著)