“ばつびょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
抜錨100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こういうんだ“親愛ナル竹ヨ。俺ハ復讐ヲスルンダ。コノ手紙ヲ見タラ、オ前ノ船ハスグニ抜錨ばつびょうシテ、港外へ出ロ。ハルク”どういう意味だろうか、この手紙は」
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
暫らくして再び神戸を抜錨ばつびょうした諾威ノルウェー船ヴィクトル・カレニナ号が大洋へ乗出すと間もなく、帆布に包まれて火棒デレキ圧石おもしに付けた大きな物が舷側サイドから逆巻く怒涛の中へ投込まれた。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
船はその晩サンフランシスコを抜錨ばつびょうした。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)