“ばしょうふ”の漢字の書き方と例文
語句割合
芭蕉布100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
スラスラと畳の上を渡って、芭蕉布ばしょうふ張りのふすまに手をかけた。
復讐 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
芭蕉布ばしょうふふすまを開けると、押入の上段は夜具、下には柳行李やなぎこうりが見える。小野さんは行李の上に畳んである背広せびろを出して手早く着換きかえ終る。帽子は壁にぬしを待つ。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
今も沢山織っているもので、おそらく一番美しいのは芭蕉布ばしょうふでありましょう。芭蕉から糸を取ってはたにかけます。沖縄の夏は暑いので涼しいこの布が悦ばれます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)