“ばいしゃくにん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
媒妁人70.0%
媒酌人30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あなたは、あの夫婦の媒妁人ばいしゃくにんだった筈だし、また、かねてからあの夫婦は、あなたを非常に尊敬している。いや、ひやかしているのでは、ありません。まじめな話です。
(新字新仮名) / 太宰治(著)
明日の晩でも構わんという向うの親たちの意気組いきぐみだけれども、大原君の父が故障を言って、にしろ人生の大事だからしかるべき媒妁人ばいしゃくにんを立てて吉日良晨きちにちりょうしんえらんで立派に婚礼させたい
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
出来るなら媒酌人ばいしゃくにんたるの栄を得たいくらいのものだ。シャンパンの三々九度や春の宵。——なに仲人なこうどは鈴木のとうさんだって? なるほどそこいらだろうと思った。これは残念だが仕方がない。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)