“はらいさげ”の漢字の書き方と例文
語句割合
払下100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
根雪ねゆきになると彼れは妻子を残して木樵きこりに出かけた。マッカリヌプリのふもと払下はらいさげ官林に入りこんで彼れは骨身を惜まず働いた。雪が解けかかると彼れは岩内いわないに出て鰊場にしんばかせぎをした。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
この平靖号は、中国から分捕った貨物船でありまして、払下はらいさげ手続をとって手に入れたものであります。この汽船には四十八名の乗組員がおりますが、どれもこれも中国語をよくあやつる。
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)