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はらいさ
ふりがな文庫
“はらいさ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
払下
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
払下
(逆引き)
「本当にも嘘にも、俺は此眼で見て来たんだ。それに、あの百観音を二束三文で古金屋に
払下
(
はらいさ
)
げ、炭俵に詰めて枕橋へ持って行ったぜ」
奇談クラブ〔戦後版〕:07 観音様の頬
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ふと木之助は「鉄道省
払下
(
はらいさ
)
げ品、電車中遺留品、
古物
(
ふるもの
)
」と書かれた白い看板に眼をとめた。それは
街角
(
まちかど
)
の、
外
(
そと
)
から様々な古物の帽子や
煙草
(
たばこ
)
入れなどが見えている小さい店の前に立っていた。
最後の胡弓弾き
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
今なら三千円ぐらいは
素丁稚
(
すでっち
)
でも造作もなく儲けられるが、小川町や
番町
(
ばんちょう
)
あたりの大名屋敷や
旗下
(
はたもと
)
屋敷が御殿ぐるみ千坪十円ぐらいで
払下
(
はらいさ
)
げ出来た時代の三千円は決して容易でなかったので
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
はらいさ(払下)の例文をもっと
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