“にぎはひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
喿饒25.0%
殷賑25.0%
賑25.0%
賑合25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠（とほ）く来りたるものは宿をもとむるもあれば、家毎（いへごと）に人つどひ、香具師（かうぐし）の看物（みせもの）薬売（くすりうり）の弁舌（べんぜつ）、人の足をとゞめて錐（きり）を立（たつ）べき所もあらぬやう也。此初市の日は繁花（はんくわ）の地の喿饒（にぎはひ）にもをさ／＼劣（おとら）ず。
北越雪譜：03 北越雪譜初編 (新字旧仮名) ／ 鈴木牧之、山東京山(著)
彼は太（いた）く酔（ゑ）へれば総（すべ）て知らず、町の殷賑（にぎはひ）を眺（なが）め遣（や）りて、何方（いづれ）を指して行かんとも心定らず姑（しばら）く立てるなりけり。
金色夜叉 (新字旧仮名) ／ 尾崎紅葉(著)
永く祈らん斗満（とま）の賑（にぎはひ）八十三老白里
みみずのたはこと (新字新仮名) ／ 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
此丘上（をかのうへ）に盛大な師團招魂祭があつて、芝居、相撲、割れる樣な賑合（にぎはひ）の中に
熊の足跡 (旧字旧仮名) ／ 徳冨蘆花(著)