“なんびと”の漢字の書き方と例文
語句割合
何人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この四つのうちに、重要の度からして差等の点数をつけて見ろと云われた時に、何人なんびともこれをあえてする事はできないはずと思います。
文芸の哲学的基礎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
たとえば音楽にしても聞き慣れたラルゴの曲をプレストで演奏したらもはや何人なんびともそれが何であるかを再認することはできないであろう。
映画の世界像 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
恐らく何処にか埋め隠して置いて、詮議のゆるんだ頃にそっと持ち出すという方法を取るであろうとは、何人なんびとも想像するところであった。
半七捕物帳:47 金の蝋燭 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)