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なんでい
ふりがな文庫
“なんでい”の漢字の書き方と例文
語句
割合
軟泥
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
軟泥
(逆引き)
雨あがりの
軟泥
(
なんでい
)
の路面に、青白い右腕がニューッと伸びていて、一面に黒い泥がなすりついている——と思ったら、それは真赤な
血痕
(
けっこん
)
だった。
疑問の金塊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
利爪
(
りそう
)
深くその身に入り、諸の小禽痛苦又声を発するなし、
則
(
すなわ
)
ちこれを
裂
(
さ
)
きて
擅
(
ほしいまま
)
に
噉食
(
たんじき
)
す。或は
沼田
(
しょうでん
)
に至り、
螺蛤
(
らこう
)
を
啄
(
ついば
)
む。螺蛤
軟泥
(
なんでい
)
中にあり、心
柔輭
(
にゅうなん
)
にして唯温水を
憶
(
おも
)
う。
二十六夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
軟泥
(
なんでい
)
を背景として、人骨がちらばっており、
深海魚
(
しんかいぎょ
)
の
燐光
(
りんこう
)
が
気味
(
きみ
)
わるく
点
(
つ
)
いたり消えたりするところもとび越えて、底知れぬ岩の
斜面
(
しゃめん
)
にそっておりていく。
ふしぎ国探検
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
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